数万人以上の人々が関わり、
ひとつの製品を完成させる
- 技術部 航空機生産技術課
- T.I2019年4月入社
主にヘリコプターの電装のプランニング業務に携わっています。具体的には、自衛隊向けヘリコプターの回転翼機に使用されるワイヤーハーネスや配線作業などの手順書を作成しています。ヘリコプターの電装品は、人間でいう血管の役割を果たすワイヤーハーネスなどを指しており、それらの取り扱いや試験機用のワイヤーハーネスの製作を担当しています。業務を始めてから5〜6年経ち、ようやく要領がつかめてきたと感じています。
配線プランニングや試験の際に感じます。機体が組み上がった後に、回路図通りに配線がされているかを確認する試験があるのですが、その試験中にいろいろな人と協力して問題を解決し、無事に成功したときに大きな達成感を感じます。それが自分のモチベーションにつながっています。もちろん、一発で成功するのが理想ですが、ミスが発覚した場合でも、しっかり対応することでプロジェクトを完遂したときの喜びも大きいです。
数万人、場合によってはそれ以上の人々が関わり、ひとつの製品を完成させるそのプロセスにあります。特に、たったひとつの部品が欠けるだけで大きな問題になるような繊細な作業を、多くの人々が一丸となって成し遂げる、そのレベルの高さが非常にすごいと感じています。新しい機体を作る際には、日本国内だけでなく海外のライセンス取得やさまざまなメーカーからの部品調達も含め、膨大な数の技術者や業者が携わっています。そうした膨大な規模と技術の集結が、この業界の凄さだと思います。
後輩が増える中で、悩みを聞いてあげたり、頼りにされるような話しやすい先輩になりたいと強く思っています。たくさんの人と関わる職場で働くのは自分に合っていると感じています。周りの皆さんが親切で、いろいろなことを教えてくれるので、とても働きやすい環境です。
先輩から「会社の一員としてだけでなく、友達としても話したい」と言われたことが心に染みました。その先輩とは仕事以外でも遊ぶ仲で、プライベートな時間を共有できることがとても嬉しかったです。その言葉を聞いて、自分も先輩にとって大切な存在なんだと感じ、ジーンとしました。私もそのように距離が近く、頼られる先輩になりたいと思っています。
プライベートでは、最近釣りを楽しんでいます。もともとは大分出身で、丘から釣る程度でしたが、職場の同僚が船釣りが好きで、一緒に福井県の敦賀沖に出てイカやアジを狙っています。最近では夜のイカ釣りに行き、剣先イカやマイカをたくさん釣ることができました。イカは簡単に捌けるので、釣った後の食事も楽しみです。週末や定時に帰れる日には、釣りなどの趣味に時間を割くことができています。
新入社員の皆さんには、「自信を持って、パッションで乗り切ってほしい」と伝えたいです。何よりも元気が一番大事だと思いますので、明るく元気に仕事に取り組んでください。これから一緒に頑張りましょう。